「7.29水害復興祈念 がんばろう三条」、「東日本大震災復興祈念 がんばろう日本」と冠した第7回三条夏まつりの最終日7日は、夕方からの三条総踊り、大花火大会でフィナーレを迎えた。1週間前の水害の影響で観覧場所の制限などがあったものの、昨年を2,000人上回る8万7,000人(主催者発表)が花火を楽しんだ。
花火に先だち、午後4時半から7時まで車両交通止めにした中央商店街通りで「三条総踊り」を開催し、よさこいソーラン、HIPHOPダンス、フラダンス、フラメンコ、きらきら保育園児の太鼓演奏など16団体総勢500人が参加した。
ことしは子どもからおとなまで、髪に大きな花飾りやレイをかけ、花や貝などの模様のトロピカルな衣装をつけたフラダンスの参加者も多かったようで、よさこいの衣装とあわせて商店街がカラフルな色やさまざまな音楽であふれ、フィナーレの大花火大会へ向けて盛り上げた。
大花火大会は、指定観覧場所の1つの六ノ町河川緑地が先の水害で泥が積もったため、大急ぎでその撤去作業を行って開催に間に合わせた。観覧場所を制限して例年通りとはいかなかったが、ことし開放した旧競馬場の三条場外発売所前の土手の一部や通行止めの堤防道路などは大勢の人たちがビニールシートなどを敷いて陣取り、豪華なスターマインでは思わず「いえ〜い!」、「よし!」などの声と拍手が起こるなど次々と目の前で打ち上がるスターマインや尺玉などの花火を楽しんだ。
午後7時も28.3度の蒸し暑さ。まつりの最終日のこの日も最高気温は32.8度と、3日間とも30度を軽く超える猛暑だったことしの夏まつりは幕を閉じた。