弥彦村商工会青年部(白崎純也部長)は、墓参りの13日を除く14日まで旧弥彦村役場跡で「夏は弥彦温泉縁日村」を開き、手づくりの縁日が地元や弥彦温泉の宿泊客でにぎわっている。
ことしで10年くらいになる毎年恒例の縁日村。ことしは7月31日から毎晩、午後7時半から9時ころまでテントの下で縁日を店開き。青年部が5、6人ずつが射的、輪投げ、ヨーヨー釣りなどの店を開き、かき氷やビール、ジュースも販売している。
地元の小学校や保育園、旅館には縁日村で使えるクーポン券がついたちらしも配布してPR。11日夜は午後8時ころを中心に多いときは、会場に50人以上の人でいっぱいになった。週末には100人くらいでごった返すこともあると言う。
温泉客は色とりどりの宿泊先の浴衣を着て、下駄を鳴らして訪れ、遠い昔の記憶に刻まれた夏まつりのような雰囲気に。出店も損得抜きなので、ゲームに失敗しても再チャレンジやサービスも満点で、子どもたちが納得なら、子ども以上に射撃に真剣勝負のお父さんもいた。
「大勢の方に楽しんでいただけるのが何よりの喜び」と言う四季の宿「みのや」専務の白崎部長。「大変ですが、縁日を疑似体験することで自分たちも楽しみ、明日への活力にもつながります」と張り切っていた。
また、同青年部では今回の豪雨水害で仕事柄つながりが三条市・越後長野温泉「嵐渓荘」が大きな被害を受けたことをはじめ、三条市の被災を心配しており、翌12日は青年部の部員6人が三条市災害ボランティアセンター下田本部にボランティアに参加する。