三条市庭月、道の駅「漢学の里しただ」の駐車場に開設する農産物直売所「しただうんめもんフェア」は12日から15日までの4日間、特別お盆営業を行って盆花や果物、夏野菜、笹団子などを販売している。
同直売所はふだん土、日曜と祝日の営業だが、12日から15日までの4日間は盆で特別に営業する。12、13日は盆花の販売を行うほか、地元産の新鮮な野菜や果物、加工品を販売する。
会場のある下田地区は、今回の豪雨で大きな被害を受けた。直売所の出店者は65人で、住宅や農地の被害を受けた人も多いが、出店者から「ふつうが大事」との声が上がり、一日も早く日常を取り戻し、出荷できる人だけでもと出店を呼びかけ、6日に営業を再開した。
特別お盆営業初日の12日は、出店者30人ほどが出店。これまでと変わらずテント内には、ずらりと新鮮な野菜などが並んだ。
盆花は1束300円や500円で、花の内容はススキ、アズマギク、オミナエシ、ヒャクニチソウ、ケイトウなどが入る。野菜類は、キュウリ、ナス、トマトをはじめ、エダマメやズイキ、ユウガオ、モロヘイヤ、シシトウ、カグラナンバン、ゴーヤ、スクナカボチャ、サツマイモ、それに三条市大島地区産のモモやブドウも並んだ。
加工品では、こしあんやつぶあんのほか、きんぴら、サツマイモあんの笹団子(5個750円)、漬け物、梅干し、コクワカレーなども販売している。
この日は市内の企業も営業しているところも多く、同直売所からさらに山を奥に入った日帰り温泉「いい湯らてい」や観光施設などが営業していないところもあるためか客は少なめだったが、出店者らは安くて新鮮な野菜などをたくさん用意して来店を呼びかけている。
特別お盆営業の営業時間は、午前9時半から午後3時半まで、墓参りの13日は午前9時から午後1時まで。