三条市の下田地区から弥彦山まで約100キロを4泊5日で踏破する「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」が16日にスタート。三条市、燕市、弥彦村から参加した4年生以上の小学生69人が炎天下で感動のゴールを目指している。
燕三条青年会議所(落合孝夫理事長)が主催し、この夏休みで4年目。全国各地でJCが主体となった同様の事業が行われており、この夏は24カ所で計画されたものの、東日本大震災や先の豪雨の影響で5カ所が中止になった。
燕三条JCは中山恭宏団長をはじめ1日50人から70人ものが運営スタッフとして参加しているほか、大きな援軍が学生スタッフ。新潟大学、新潟経営大学、新潟国際情報大学などの19人で、春からスタッフ研修会に参加し、本番では前泊して準備を進めており、本番では隊列をまとめ、励ましながら子どもたちと一緒に歩いている。
初日16日、スタートは日帰り温泉「いい湯らてい」=南五百川=を予定していたが、先の豪雨で被害を受けて休業しているため、スノーピーク=中野原=キャンプフィールドに代えてスタート。中小企業大学校三条校以=上野原=まで18キロを歩いた。
厳しい暑さが続くなか、曇りがちだったのは幸いだったが、それでも三条の最高気温は32.3度の猛暑だ。参加申し込みは100人以上あったが、そのうち69人にしぼっての参加。子どもたちの意識も高く、三度笠をかぶり、顔を真っ赤にして一緒にかけ声を合わせたりしながらゴールを目指した。
休憩ポイントを小まめに設け、水分補給したり、水を首筋にかけたりと熱中症対策は万全。午後3時に初日のゴール、中小企業大学校三条校に到着してもぐったりしたようすはなかった。
徒歩の旅の間は保護者とは会わないことになっており、親離れも大切な意義。それだけ最終日5日目は感動的なゴールが待っている。