サッカーW杯優勝のなでしこジャパンの活躍にもならって女性職員のチーム力を高めようと19日、民間検査研究機関の社団法人県央研究所=高野貞子理事長・三条市吉田=は、三条市・しらさぎ荘から株分けしてもらったハナショウブを女性職員の手で同研究所に植えた。
仕事の手を休めて女性職員20数人が参加。ゴム手袋や軍手をはめ、午後3時から同研究所裏手の東側に、円弧を描くように掘った長さ10メートル余りの溝にハナショウブ約30株を並べて植えた。
高野理事長が「花の咲く来年に向けて頑張りましょう」とあいさつし、作業前は円陣を組み、腕を交差させて隣り合う人と右手と左手をつなぎ、「やるぞ!」と三唱して団結した。
約2万株とも言われる花菖蒲(ハナショウブ)園を有するしらさぎ荘がハナショウブを株分けしていることを知った。一昨年9月に移転した同研究所の敷地に空いたスペースも多く、女性職員の団結のシンボルに、さらには同研究所が目指す明るい生活環境の向上の一助にもなればと、ハナショウブの株を譲り受けて植えた。