加茂市のスタジオで録音したフルアルバム『写心』を7月に全国リリースした新潟市出身のシンガー、小宮陽子さんが燕市でライブ (2011.8.20)

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加茂市のレコーディングスタジオで録音したフルアルバム『写心』を7月に全国リリースした新潟市出身のシンガー、小宮陽子さん(27)が17日、燕市井土巻、ALLDAYS cafeで開かれた「Weekday Golden Live 2nd アニバーサリー オトノハコスペシャルライブ」に出演した。

「Weekday Golden Live 2nd アニバーサリー オトノハコスペシャルライブ」でトリを飾る小宮陽子さん
「Weekday Golden Live 2nd アニバーサリー オトノハコスペシャルライブ」でトリを飾る小宮陽子さん

この日は燕市のゴールデン佐藤さんとALLDAYS cafeが合同企画で毎月第3月曜に開いているライブ。小宮さんがレコーディングしたのは、加茂市にレコーディングスタジオをもち、音楽教室を開き、音楽事務所でもある「オトノハコ」(笠原厚浩社長)。その「オトノハコ」に所属するシンガー高橋直人さん、フルートの本宮宏美さん、さらにサニー・サイド・ブルース・バンドの演奏のあとトリを務めた。

『写心』の収録曲を中心としたセットリストで、アコースティックギターを持ってパンチの効いた歌声で演奏するR&Bやラグタイムは年配の人にもどこか懐かしく、しっとりしたナンバーもじっくりと聴かせ、後半は客席と一体でノリノリに。アンコールも含めてたっぷり魅力をアピールした。

音楽を始めたのは17歳のとき。「これで人生を立て直せるんだったら立て直したいと」。この日のステージでも「家出をして、失恋をして。残ったものが音楽しかなかった」と打ち明けた。新潟駅前でのストリートライブからのスタートだった。

両親が音楽が好きで、音楽活動を応援してくれた。楽曲や歌い回しもどこかノスタルジックだが、そこに両親の影響があることを隠さない。「けんかしながらも最大の味方だと思います」。音楽性には何も口出ししないが父が大工のこともあり、「感謝を態度に表せって言われました」と礼節には厳しい。

念願のアルバムの全国リリースがかなった。「かなりいいできばえで、やりたかった音楽ができました。恥ずかしいとこは一個もない」と言い切り、「飽きずに最後まで聴いてもらえるんじゃないかと思います」。

ちょっとお茶目にラグタイムも
ちょっとお茶目にラグタイムも

アルバムリリースに伴ってライブ活動も増え、「今がいちばん刺激がある」と言う。「どこか自分を信じてる」、「うそ、偽りのない歌は、自然とそこに自分が入り込んで、人に伝わると思います」と頼もしい。

10月から隔月で東京都目黒区五本木3、ライブハウス「メイプルハウス」の出演することになった。「知らない土地で、知らない人を前に結果を出していきたい」。

最後にフルートの本宮宏美さんも共演
最後にフルートの本宮宏美さんも共演

今は「もっとテレビに出られるようになって、自分の名前を知ってもらいたい」。加えて音楽の道へ向かわせるきっかになった元彼にも、今の自分を知ってもらいたいと願う。今なら虚栄心もなく、胸を張って「あんたのおかげで夢をもって頑張って生きて来られたと言える」。

そんな願いが間もなくひとつ、かなう。8月20日から21日にかけて日本テレビ系列で放送される24時間テレビ34「愛は地球を救う」で、21日午前11時45分から新潟市・万代シテイパークでのライブ演奏が生放送され、引き続き午後1時から同所でスペシャルライブも行う。

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