「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が20日、三条市東三条地内の旧長崎屋駐車場で開かれ、初めての夜にかけての開催に12,000人(主催者発表)の人出でにぎわった。
三条マルシェは、今回で6回目を数えた市街地活性化や三条の魅力を発信する地産地消イベント。中心市街地を歩行者天国にして農産物やグルメ屋台、クラフトなどさまざまな店が並ぶ。その取り組みが東日本大震災被災地域の復旧・復興に向けて貢献したとして、三条マルシェ実行委員会が経済産業大臣から表彰され、この日は経産省関東経済産業局から箕輪勲男実行委員長に表彰状が贈られた。
今回は初めて午後3時から8時までの夜にかけた開催。加えて東三条地区での開催も初めてで40店が出店した。スタート時に強い雨が降り、その後も小雨が降ったりやんだりで出足が鈍かったが、時間がたつとともに家族連れやカップルでにぎわった。
数日前までの猛暑は一段落し、この日の三条の最高気温は26.8度と過ごしやすかった。歌やダンスなどのステージイベントも予定通り。買い物客はそれぞれの店をのぞいてはたこ焼きや生ビール、スイーツなど目当ての品を買い、いすに座ってその場で味わった。
来場者にはリピーターも増えた。甘いたれの香りに誘われて、たこ焼きや焼き鳥の店には行列ができた。今が旬のモモやブドウ、スイカなどの農産物の店では、試食もたっぷり用意し、夕方までに売り切れる品物もあった。
会場周辺には駐車場はなく、これまでと同じく市役所三条庁舎の駐車場を開放して、無料のシャトルバスを運行。この方式も定着してきたせいか、20分おきのバスはほぼ満席だった。また、会場の東三条商店街も「ナイトバザール」を同時開催し、協賛店舗にはマルシェに来た客も流れ、相乗効果もあったようだ。