燕市大曲、浄土真宗本願寺派福勝寺(黒田玲映住職)は22、23の2日間、同寺本堂で1泊2日の子ども研修会を開いており、燕市内の小学生29人が参加して寺での寝泊まりを体験している。
子どもたちから寺に親しんでもらおうと10年近く前から毎年開いている研修会。各地を回って同様の行事を手伝っている京都府・龍谷大学の学生4人が訪れ、子どもたちを指導している。
22日は夕方に集合し、子どもたちを手伝ってカレーライスを調理して夕食で味わったあと、大学生による人形劇とゲームを楽しんだ。大学生は慣れたもので、子どもたちを集中させ、電灯を消して真っ暗にしたなかで人形劇を披露した。
続いて室内オリンピックと称して、ゲームを行った。ふつうなら夜の本堂はちょっぴり怖くなりそうなものだが、ゲームに熱中する子どもたちには関係ない。チームに分かれてビニール袋に両足を入れて飛び跳ねて進むレースや新聞から文字を探し出すゲームで競い、明かりのこぼれる本堂から遠くまで子どもたちの完成が響いていた。
ゲームのあとは本堂に布団を敷いて就寝。23日は早朝6時起床でラジオ体操、朝食、宿題やゲームを行って最後に恒例のスイカのタネ飛ばしを競い、昼前に解散する。