節電対策としてこの夏、三条市が本庁舎に設置したグリーンカーテンのゴーヤが実をつけたため23日、無料配布を開始した。
約30個のゴーヤの実を収穫し、低層棟市民ホール冷水機となりのプラスチックケースに入れ、「ご自由にお持ちください」とある紙を張って自由に持ち帰ってもらっている。23日の閉庁前には残り10個ほどに減っていた。
この夏、節電対策にと本庁舎低層棟部分の西側にグリーンカーテンを設置することにし、6月23日に屋上からネットを下げた。25日に低層棟のバラを管理する職員有志の「ヒマワリ倶楽部」がゴーヤを植えた。
それから2カ月、ゴーヤはネットをつたってツルを伸ばし、葉を茂らせたが、低層棟の窓の真ん中辺りにまでしか届かず。これでは節電効果も推して知るべしで、志半ばで力尽き、本来の意味では実を結ばなかったが、ゴーヤにしてみれば本来の意味で実を結んだ。
実を放置したたままにするのももったいないので、収穫して無料配布している。今後も実が結ぶのに伴って収穫、配布を進めるが、どれだけの量を配布できるかは出来高しだいだ。