燕市教育委員会と燕茶道友の会(佐藤宗和会長)は、9月11日午前10時から午後3時まで、燕市国上、真言宗豊山派国上寺(山田光哲住職)で昨年に続いて国上良寛茶会を開く。
2席を設け、第1席は宗へん流の佐藤宗和さん=燕市本町=、第2席は裏千家の大泉宗寿さん=同市仲町=とそれぞれ燕市内で茶道を教える先生が点前(てまえ)を披露し、抹茶をふるまう。
一昨年は越後の禅僧、良寛の生誕250年で、昨年は没後180年。そうした節目もあり、良寛が暮らした五合庵のある国上山で良寛にちなんだ茶会をと昨年、初めて国上良寛茶会を開いた。
昨年は当日券22枚を含めて265枚の茶席券が売れた。あいにくの雨降りだったが、大勢の客でにぎわい、古刹の情緒あふれた茶会が好評だった。客は午前中に集中したので、ゆっくり茶会を楽しみたい人は午後が狙い目だ。
また、天気に恵まれると参拝客や行楽客も大勢訪れて参加者の駐車場となる国上ビジターサービスセンター駐車場が満車になることも予想されるため、国上寺駐車場とふもとの道の駅国上の駐車場との間を往復、午前9時半から30分間隔で出発する無料シャトルバスも運行するので、利用を呼びかけている。
茶席券は2席分で前売り1,000円、当日1,100円。おまけに9月11日から30日までの間に利用できる燕市分水良寛史料館の無料入場券1枚もセットになっている。燕市中央、吉田、分水の各公民館で販売しており、問い合わせは燕市中央公民館(電話:0256-63-7001、総合文化センター内)へ。