栄スマートインターチェンジ(仮称)地区協議会は23日、2012年夏の開通に向けて工事の進む北陸自動車道の栄PAを活用したETC車専用のスマートインターチェンジの工事現場視察を行うとともに三条市役所で第4回協議会を開いた。
同協議会は、三条市の吉田実副市長を会長に、国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所長をはじめ、三条地域振興局地域整備部、東日本道路(株)新潟支社、三条商工会議所、栄商工会、下田商工会、三条市自治会長協議会の委員10人と警察などオブザーバー3人で組織し、第1回を平成21年2月に開いている。
午後1時半から、三条市栄地区の国道8号線を中越ドライブインのある信号交差点を高速道路に向かって入り、高速道路の栄パーキングエリアに接続される同スマートインターチェンジ整備事業やアクセス道路整備の工事現場を視察したあと、3時から協議会。栄スマートインターチェンジ整備事業の事業経緯と実施状況についての報告、同事業の今後の計画などを協議した。
今後の計画では、供用開始日の目標を2012年(平成24年)夏ころとした。当初は今年度末としていたが、遺跡発掘調査の関係で数カ月遅れとなり、前々回第2回協議会(2011年12月)でも平成24年夏ころとして、できるだけ早い供用開始をと目指していた。ただ、工事が遅れるほどの影響はなく予定通りだが、同所の地盤が悪いことから、「できるだけ早い」と目指していたが夏以前の供用開始は難しいということになった。
また、工事の進捗状況は今後の雨や雪など気象状況などにもよることから、具体的な供用開始の日程は、平成24年2月か3月ころに予定する次回協議会で決定することにしている。