「小中一体校の問題を考える会」と「私たちの三条市をつくる市民の会」が第一中学校区学校建設に関するアンケート結果や今後の取り組みを発表 (2011.8.25)

三条市が進める第一中学校区の小中一体校を問題視する「小中一体校の問題を考える会」（外山晴一会長）と「私たちの三条市をつくる市民の会」（村上幸一会長）は24日、記者会見を開き、先に第一中学校区を対象に実施した意向調査「第一中学校区の学校建設をすすめるためのアンケート」の意見欄への書き込みなど含めてまとめた調査結果や今後の取り組みなどを発表した。

午前9時半から小中一体校の問題を考える会事務局の三条市南四日町3、外山工業内で開いた会見には、同会の外山会長はじめ、役員、三条市議会議員の梶勉市議、小林誠市議、武藤元美市議などが出席。

同アンケートは、第一中学校区の7,001世帯に7月下旬に郵送で発送し、8月10日までに返信する方法で実施。翌11日の開封集計して速報値を発表しているが、今回はそのあと13日ころまでに届いたものも加えた1,043通の回答を集計し、書き込まれた意見なども資料にまとめた。

小中一体校の問題を考える会の外山会長は、住民意向調査を市で実施してほしいと求めてきたが、実施されないことから同会が行ったと経緯を話した。結果については、「わたしどもが思っていたより多くの方から答えていただき、思っていたより非常に多くの方が意見を書いてくれた」、「皆さんの関心が高いこと、意見がたくさんあり、疑問や不安が多い」。

意見欄には、一体校への不安や疑問をはじめ、市の取り組みを問題視する意見、また、市の取り組みに賛成し、同会の考えや行動に反対する意見など。さまざまな考えが書き込まれており、その意見をこの日の資料としてA4サイズで計118ページにまとめた。

この調査結果については、会見で報道機関に発表したことに加え、同会のブログに今後、掲載する、また、希望者には同事務局（電話：外山工業0256-33-0272）に連絡をもらえれば配布する。

さらに、この調査結果は市長、市教育委員会にも届けるほか、第一中学区の小中一体校の建設工事関係の予算案が提案される9月定例会を前に市議に届けるとともに説明し、同会の取り組みに賛同してもらえるよう理解を求めていくとした。

会見ではこのほか、8月2日付けで文部科学省初等中等教育局教育制度改革室一貫教育支援係宛の公開質問状に対して8月5日付で得た回答について、9月25日に東京都・明治学院大学白金校舎で開かれる第2回小中一貫教育と統廃合を考える全国交流集会で同会が参加すること、同会の活動記録の出版を計画していることなどを話した。

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• わたしたちの三条市をつくる市民の会（新しいウィンドウで開く）