避難者の退所に伴って三条市は31日、東日本大震災の被災者受け入れのために開設している三条市総合福祉センター内の避難所を閉鎖する。
すべての避難者が退所するのに伴うもので、30日は9人が避難所を利用しているが、9人とも福島県内の応急仮設住宅や三条市内のアパートへの入居が決まり、31日に退所することになった。
三条市は震災から6日目の3月16日に避難所を開設。被災者の受け入れは最大で市内4カ所の避難所を合わせて3月21日の611人にのぼり、開設から半年近く、169日間での閉鎖となる。
避難所を閉鎖しても市内の集合住宅などに避難している人はまだ多く、同センター内に設置している市内で生活する避難者の交流の場「ひばり」は引き続き運営する。
また、避難所の閉鎖に伴って9月5日から同センターの多目的ホールなど各施設は通常の利用を再開する。