鈴木力燕市長は31日、定例記者会見を行い、一般会計9月補正予算総額11億6,276万8千円の編成など10項目で発表した。
補正予算は、政策的経費2億6,625万9千円、財政調整基金積立金8億2,170万円、その他経費7,480万9千円の内訳で、これにより補正後の予算額は369億0,434万8千となる。
政策的経費には新潟・福島豪雨災害関連経費1,136万円を含む。燕市の被害はあまり伝えられていないが、建物被害が一部損壊1件、浸水など109件、土砂災害1カ所、道路通行止め22カ所、農業・農業設備被害37カ所、農作物被害が水稲・大豆・野菜などの冠水104ヘクタールなどがあった。
また、東日本大震災や猛暑、豪雨、豪雪などで損傷が進んだ道路、側溝と融雪施設の修繕など道路施設のインフラ整備を拡充する。節電対策として「デマンド監視システム」を導入。軽自動車税コンビニ収納、子育て支援携帯サイト配信、小型除雪機導入補助金などの事業も国や県の補助金も活用して進める。
財政調整基金積立金は、円滑な財政運営のため普通交付税や繰越金などの確定による今年度の留保財源を積み立てるもの。その他経費は公共施設の維持補修費といった恒常的経費や過年度分の国県支出金の精算による返還金など必要額を補正計上する。会見で発表した項目は次の通り。