三条市が市議会全員協議会で豪雨災害の被害状況の概要を説明、被害総額は175億3,598.5万円に上る (2011.9.2)

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三条市は1日、市議会全員協議会で平成23年7月新潟・福島豪雨災害に係る被害状況等の概要を説明した。住宅・併用住宅被害は全壊10棟から浸水など、り災世帯は2,193世帯、土木施設など公共施設や商工、農林水産関係などの被害総額は175億3,598.5万円に上ることなど8月31日現在の概要を説明した。

1日開かれた三条市議会全員協議会
1日開かれた三条市議会全員協議会

被害状況は、人的被害は死者1人(市外在住)、軽傷2人。住宅被害は、全壊10棟、損壊率40〜50%の大規模半壊2棟、20〜40%の半壊393棟、20%以下の床上11棟、床下1,508棟、浸水(車庫など)276棟で、り災世帯は2,193世帯、6,418人。非住家では、車庫などの自家用1,100棟、農舎など農用391棟、倉庫、工場、店舗など事業用458棟。

土木や公共建物、商工、農林水産関係の被害総額は175億3,598.5万円。内訳は、土木施設関係では道路266カ所、橋りょう2カ所、河川115カ所延長約8.5km、公園7カ所、上下水道27カ所の417カ所、22億1,922万円。

公共建物関係は38カ所4億5,112.6万円。商工関係は施設浸水や流入土砂堆積などにより349事業所で合計7億4,032万円。

農林水産関係は合計141億2,531.9万円で、水稲は浸冠水と土砂流入など合わせて4,799.5haをはじめ、ダイズ、ソバ、野菜、果樹、花き、農業施設、農業用施設、集落排水、林道、治山などの被害と、水産では五十嵐川漁協(879万円)や下田錦鯉生産組合の養鯉池6カ所と稚魚や親魚の流出(1,240万円)などがあった。

先に8月7日現在での被害状況等の概要を説明しているが、8月31日までの被害総額がまとまったことから、今回は市議会全員協議会で説明して質疑応答を行った。

三条市議会全員協議会の国定市長、吉田副市長
三条市議会全員協議会の国定市長、吉田副市長

午後1時に開会。国定市長は冒頭のあいさつで、「尊い命を失われた方のご冥福を心よりお祈りしますとともに、被災された市民の皆様には心よりお見舞いを申し上げますとともに1日も早く元の生活を取り戻されることを念じてやまない」と述べた。

そして7月29日から34日がたち、現在は復旧対策現地本部を中心に被害調査を行うとともに道路等の復旧工事に着手。各種支援制度の手続きを進めており、復興に向けた動きが着実に進んでいる。

今後は生活再建支援、商工業、農林関係の復興へ向けた支援を引き続き行うとともに、災害廃棄物の処理のほか、五十嵐川本線、新通川、鹿熊川などの早期の抜本的改修の早期着手を国県に引き続き行うと述べた。

説明後、市議からは、下田地区の被害の経過について、貝喰川や新通川、布施谷川、新川などのポンプや樋門の操作、今後の改修について、接近する台風への対応など次々と質問や要望が述べられ、午後4時40分ころに閉会した。

なお、議会事務局では議会の会議録を作成しており、この日の議事録も早いうちに作成したいとし、今後、三条市の議会のホームページの「本会議会議録検索」などで公表することにしている。

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