台風12号の接近に伴うフェーン現象で、3日は県内各地で気温が上がり、三条では気温が国内で2番目に高い37.3度まで上がる厳しい残暑となった。
全国一は巻の37.5度で、巻ではそれまでの観測史上最高36.8度を大きく更新した。三条は前日2日に全国一となっており、夜も熱波は収まらず、3日明け方の最低気温は30.5度となんと30度を超えたまま。超熱帯夜とでも呼びたくなる暑い夜だった。
また、3日の三条は、7月20日の38.4度に次ぐことし2番目の暑さともなった。台風から延びる雲が空に広がって強い日差しのことは少なく、エアコンの効いた部屋から見る窓の外は暑そうではないが、外へ出るとびっくり。台風の影響で日中は南より風が強かったが、まるで熱風だった。
新潟地方気象台の3日午後4時45分の発表では、大型の台風12号は、3日午後3時には香川県善通寺市付近にあって北へ進んでいる。中越では、土砂災害に警戒し、県内は強風や高波、落雷、竜巻などの激しい突風、低地の浸水、河川の増水に注意を呼びかけている。
台風12号は、暴風域を伴って1時間におよそ15キロの速度で北へ進んでおり、4日には日本海に進む見込み。新潟県内は、南からの暖かく湿った空気の影響で上中越の山沿いを中心に1時間30ミリから40ミリの激しい雨の降る所がある。4日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で下越、佐渡で50ミリ、中越で150ミリ、上越で100ミリの見込み。