燕三条ブランドプライド・プライドプロジェクトメンバーの岡村葡萄園=新潟市西蒲区=は3日、11月まで計5回限定でブドウ畑をレストランにしてランチを楽しむ「Farmer's Garden Lunch 葡萄畑でお食事を…」の初回を開き、30人がブドウ棚の下で地元産の食材を使ったランチを楽しんだ。
午前11時半からオープンしたスペシャルレストランの第1回目には、三条、燕、新潟などから友人、家族連れなど予約の30人が来場した。
会場のブドウ棚を見上げると生き生きとした緑色の葉に、赤紫やエメラルドグリーンのブドウが一面に広がる絵画のような異空間。そのなかに入った来場者は、セッティングされたテーブルとイス、フォークやナイフなどのカトラリーを使い、燕三条を中心とした県内産の食材を使った料理を味わった。
料理は新潟市を拠点にケータリング(出張料理)を手掛ける「DAIDOCO」(だいどこ)のオーナーシェフ熊倉誠之助さんらによるもので、毎回、旬の食材を料理する。
今回は、岡村葡萄園のブドウをはじめ、燕三条産のナシ、ミディトマト、バターナッツカボチャ、タイム、コマツナ、タマネギなどを使ったメニュー。「県産マゾイのカルパッチョ ディル風味〜葡萄のピクルスと梨、セミドライトマトとともに〜」、「バターナッツカボチャのムース」、「蒸し茄子と鶏のエストラゴンマリネ」、「葡萄の天然酵母パン〜小松菜入り〜」、メーンの「県産豚の赤ワイン煮込み〜メークインと玉ネギジャムを添えて〜」、「ヨーグルトのムースと葡萄のコンポート」が次々とテーブルに運ばれた。
台風12号の影響で、三条では37.3度の厳しい暑さだったが、食事が終わったあとにも、ブドウ園の岡村さんや食材を提供した三条の生産者らと会話を楽しむなどゆっくりと過ごした人も多かった。
今後の開催日は10日、10月1日と8日、11月5日。いずれも土曜で午前11時半から午後2時半まで開き、混雑を避けるために午前11時半、12時半、1時半の3部構成で予約を受ける。参加費は1回2,800円。定員は各回30人で、それぞれ開催日の前の火曜日が締め切りだが、定員に達したら締め切る。
申し込みや問い合わせは、(財)燕三条地場産業振興センター・燕三条ブランド推進室で、ファクシミリ(0256-36-5701)と電話(0256-36-4123)で受け付ける。申し込みは、氏名、住所、当日連絡がとれる電話番号、参加希望日、希望予約時間、申し込み人数を記入する。