三条発!音楽フェスティバル「三条楽音祭(らくおんさい)」が4日、ことしも三条市・中浦ヒメサユリ森林公園で開かれ、台風12号が三条に全国1位の猛暑をもたらしたなか、3,600人(主催者発表)が来場し、真夏の熱風とともにレゲエをはじめとしたホットなサウンドに酔いしれた。
ことしで3年目となった三条の夏を締めくくる音楽イベント。入場無料で、中央で活躍するレゲエやラテンのエスニックなバンドのライブ演奏とDJをはじめ、飲食や物販の出店、ワークショップ、スケボーのランプまであり、アウトドアでたっぷり過ごしてもらった。
台風12号の接近に伴う荒天が心配されたが、この日の三条はフェーン現象で熱波に見舞われ、最高気温は全国一の35.7度。それでも風が強かったのは幸いで、実際の気温ほどは暑く感じず、中南米のアフリカの音楽に身を任せるにはうってつけだった。
県外ナンバーの車も目立ち、公園でキャンプで前泊した人も。約25の出店があり、地元ではめったに味わえないニューヨーク、タイ、韓国と多国籍料理が並んだ。ボルシチを販売したのは高校時代に友だちだったグループの女子が給食に出たボルシチの味を再現しようと出店。会場で何時間もゆったりと過ごす人が多かった。
午後8時でPAを使った演奏を終わったあとも恒例でアフリカの太鼓、ジャンベを使ったセッションタイムが続いた。ビートにあわせてアフリカンダンスを披露する人もいて、名残を惜しむように熱中していた。