燕市・吉田ふれあい広場=大保=に6月から開設されたドッグランが愛犬家に好評で、これまで36匹の利用登録を受け付けている。
公園の西側にネットを張って設置した。広さは約1,300平方メートルの変形で、テニスコート3面をとれるほどたっぷりした広さがある。
犬の足跡のイラストと「Dog Run」とある看板の下がったゲートをくぐって出入りする。中は芝生で、犬の障害物競走、アジリティーの練習にもなりそうなハードルやU字溝を利用したベンチも置いている。
同公園は園内で犬の散歩を禁止しているが、犬を連れ歩く人が後を絶えず、中には飼い主がリードを外して放したために犬にかまれそうになったと苦情を言う人があるため、両者が満足するようにと、愛犬家には隔離したスペースでのびのびと犬とふれあってもらおうとドッグランを設置した。ペットブームで県内にもドッグランが増えつつあるが、公共施設でのドッグランは珍しい。
午前9時から午後5時まで無料で利用でき、初めて利用するときは、利用する犬の登録申請が必要。犬種や性別、飼犬登録、狂犬病予防注射などを記入する。狂犬病予防注射は獣医が発行する証明書か、市が発行する注射済証明書でも構わない。登録は年度ごとに更新が必要。
市外に住む人も登録でき、6月1日の開設から9月8日までに三条市や見附市も含めて36匹が登録。毎日ように利用があり、多いときで1日10匹以上の利用がある。まだほとんど広報していないこともあり、愛犬家に広く利用を呼びかけている。問い合わせは同広場(電話:0256-93-5055)へ。