にいがた災害ボランティアネットワークは11日、ボランティア資材を格納してある三条市栗林、旧サカタ製作所で、台風12号による豪雨被災地へ届けるため、ボランティア資材を4トントラック3台に積み込んだ。
積み込み作業には、同ネットワークの関係者やボランティア15人が参加。厳しい残暑のなか、汗だくになって一輪車やスコップ、デッキブラシなどを1時間余りかけてトラックに積み込んだ。これらの資材は翌12日に和歌山県の白浜町社会福祉協議会日置川支部に届く。
長岡市・サカタ製作所は、2004年の7・13水害で三条市の災害復旧のボランティアが使い終わったボランティア資材の格納スペースとして同社倉庫のスペースの一部を無償で提供。先の新潟・福島豪雨水害でも三条市災害ボランティアセンターに運んで復旧作業に利用したが、それがほぼ片付いたところで、今度は台風12号が襲来。再び被災地へ向けて運ぶことになった。
6日にも4トントラック1台分の資材を送っており、今回は第二便。これだけの量の資材をまとめて送ることができるのも、これまでの水害から得たもののひとつだ。
同ネットワークの李仁鉄さんの話では、一足先に被災地へ入って視察しており、この週末にボランティアのニーズが調査され、現状ではマンパワーは足りているが、必要があれば自身もボランティアに出向くと言う。まだ土砂ダムの警戒が必要な状態が続き、まだ災害が収束したわけではないと言う。