三条夏まつり協賛会(会長・斉藤弘文三条商工会議所会頭)は12日、三条商工会議所で第7回三条夏まつり第3回全体会議(反省・報告会)を開き、行事の開催日の検討など各行事担当部からの反省や提案を受け、事業検討委員会を設置して今後の夏まつりの検討を行うことを決めた。
協賛会会員と関係機関が出席。斉藤会頭はあいさつで、東日本大震災後の自粛ムードのなか夏まつりで実施有無について検討しての開催だったうえ、7月29日の豪雨災害直後の実施で、花火観覧席のヘドロの除去や四日町商店街の夜店市会場の清掃など多くの協力があったことを振り返りった。
「改めて本当に多くの人の気持ちが集まらないとできないんだと痛感した」、「無事に、立派に成功裏に開催させてもらったことに深く感謝申し上げ開会のあいさつにさせていただきます。本当にありがとうございました」と関係者をはじめ市民へと礼を述べた。
8月5、6、7の3日間実施した「7.29水害復興祈念 がんばろう三条 東日本復興祈念 がんばろう日本 第7回三条夏まつり」について、実績報告、反省事項討議を議事を行ったほか、「今後の夏まつりの検討」として、今回の反省や意見を来年に生かすために、新たな事業検討委員会を今年度中に発足させると事務局が提案し、承認した。
各行事部会で実施した反省会での反省や提案では、オープニングパレード行事部からは、酷暑のなかで子どもたちが一生懸命頑張っているわりには見てもらう人が少なく、別な形での演奏方法の検討が必要、また、金曜の夕方から実施する凧パレードも見物の関係で土曜か日曜の実施を検討できないかなどの提案があった。
また、夜店市行事部では、開催曜日が土曜に固定されているが、商店街としては土曜日にこだわらないとする意見もあった。さらに、三条総踊り行事部は参加団体が増えて終了時間が大幅に伸びてしまった反省から、開催時間を延長するか、参加団体を制限するかの提案や、夜店市とコラボレーションして実施してはどうか、民謡踊り流しや凧ばやしなど、ほかの踊り行事を合わせて1日で開催したらなど、いくつかの行事実施日の見直しの反省や提案などを各担当の行事部長が報告した。
同実行委員会実行委員長の加藤敏敦副会頭は閉会のあいさつで、各行事部会の反省会に斉藤会頭らとともに出席したところ、毎年、反省しているが何も生かされていないという厳しい意見があったことにもふれ、検討委員会設置の経緯を話し、市民にニーズ、時代背景、社会環境の変化にあわせ、各行事部からの反省などをできる限り反映させて「進化した夏まつりをやっていきたい」と述べた。