12日の三条は、秋も本番を告げる「十五夜」だったにもかかわらず気温は32.6度まで上がる真夏日の厳しい残暑が続いた。
明け方の最低気温は24.4度と熱帯夜に迫る寝苦しさ。毎正時の観測では午前10時の30.3度で30度を超え、夕方から日が陰ることはあったが、それまでは抜けるような一面の青空が広がった。
十五夜は陰暦8月15日の夜。月見をするのにちょうどいいころとされ、団子やイモ、神酒(みき)を供え、ススキや秋草を飾って月を祭った。十五夜はほぼ満月となり、その夜の月は「中秋の名月」だ。
12日夜になると三条からも東の空に浮かぶ真ん丸い月を拝むことができた。夜に目が慣れてくるとバドミントンができそうに思えるくらい月光が明るかった。ただ月見を楽しむには午後9時でも26.2度と気温が高く、うちわがほしくなる暑い夜だ。