県内で毒キノコによる食中毒が発生したのに伴って県は15日、毒キノコ注意報を発令。食用と正確に判断できないキノコは絶対に「採らない」、「食べない」、「人にあげない」よう呼びかけている。
15日午前10時ころ、柏崎保健所管内の医療機関から柏崎保健所へ毒キノコによる食中毒と思われる症状の患者を診察したと届け出があった。
同保健所で調査した結果、12日に患者家族が柏崎市内の山林で採取したキノコを「コガネタケ」と思い、14日午後7時ころに自宅で炒め物に調理して家族3人で食べたところ、1人にめまいや手足のしびれなどの症状が出て医師の治療を受けていた。
自宅に残っていたキノコを専門家が鑑定したところ、有毒な「オオワライタケ」とわかった。患者は快方に向かっている。