燕市吉田産業会館で17日、ステージの緞帳(どんちょう)をつり上げるための布が切れて緞帳の下の部分が落下する事故があった。
この日、同会館で行われていたよしだ健康福祉ボランティアまつりで、午後からのステージアトラクションを始めようと緞帳を上げる操作を行ったところ、上がり始めた緞帳の下の部分が突然、落下した。
緞帳はいちばん上の部分のほかに真ん中あたりの高さの所に、布に通して棒を横に渡してある。その棒を引き上げて緞帳が上がる仕組みだが、その布が切れたもの。
緞帳のいちばん下には重りを兼ねた鉄パイプが通してある。事故を目撃した人の話では、どーんと大きな音が響いたと言う。一歩間違えれば人身にかかわる事故だったが幸い、緞帳のそばに人はおらず、けがをした人はなかった。同会館は昭和59年(1984)の竣工で、緞帳も当時からのものなら27年になる。
アトラクションは緞帳を下げた状態のまま、ステージ直下のフロアやステージの緞帳前の部分だけを使って行われた。