燕市分水地区観光協会と分水異業種交流会は10月16日にことしも国上山で、分水地区の砂子塚に生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子(しゅてんどうじ)」にちなんだ行事「第7回越後くがみ山 酒呑童子行列」を行うのを前に、10月5日まで行列参加鬼を募集している。
イベントは昼から国上山ふもとの道の駅国上で、復興支援キャンドルプロジェクトに始まり、鬼メイク体験、トークショー「酒呑童子は何者か?」。さらに酒呑童子神社で里神楽・稚児舞の奉納、酒呑童子変化、福まき、分水太鼓演奏、金杯神輿渡御、仮装コンテスト審査を行ってから鬼の灯火行列を行う。
参加鬼はシャトルバスでいったん国上山中腹に位置する国上寺へ移動する。国上寺は酒呑童子が稚児として預けられたという伝説が残り、国上寺前で出発セレモニーを行ってから出発する。
トラックの山車に乗った分水太鼓を先頭にほら貝を吹く3人の山伏、美男子だったとされる酒呑童子の幼名、外道丸4人、燕商工会議所の燕童子と吉田商工会の吉田童子、そして一般参加鬼が続く。外道丸は分水異業種交流会の1人と公募する3人が務める。参加者はちょうちんの薄明かりを手に酒呑童子神社まで2.3キロを下り、ゴールの道の駅国上で参加者の諸願成就を祈願する花火を打ち上げて終わる。
行列参加の事前申し込みは10月5日までで450人を募集、当日飛び入り参加は50人を募集。参加費は500円、小中学生以下200円で、参加鬼にはオリジナル「酒呑童子行列Tシャツ」とオリジナル絵馬をプレゼントし、行列後に「あたたかい良寛汁」を振る舞う。Tシャツのデザインは毎年、変えており、今回は第1回のデザインを採用した。
酒呑童子行列は酒呑童子伝説にちなんで毎年行っており、昨年は一般350人、子ども62人が参加している。
また、3人の外道丸役も9月30日まで公募している。応募が多い場合は抽選。さらに「パナソニック電工協賛の豪華賞品」や「JA越後中央分水支店協賛の新米コシヒカリ」を賞品に鬼の仮装コンテストも行うので、今から仮装の企画、準備を呼びかけている。事前申し込みは参加申込書にTシャツのサイズやシャトルバス乗車場所を記入して提出する。参加の申し込みや問い合わせ先は次の通り。