三条楽音祭(らくおんさい)実行委員会(金子洋実行委員長)は20日、三条市の中浦ヒメサユリ森林公園で4日に行った野外ライブイベント「三条楽音祭」の企業協賛や来場者から寄せられた善意を水害義援金と東日本大震災などで避難している人たちのため使ってほしいと合計26万円余りを三条市に寄付した。
午前9時45分に、実行委員長の金子さん(32)=三条市荒沢=と副実行委員長の三浦克久さん(34)=同市森町=の2人が市役所を訪れ、水害義援金として13万2,923円、東日本大震災などで避難している人たちのためにと12万8,003円の2つの包みを国定勇人市長に手渡した。
三条楽音祭は一昨年から毎年開いているレゲエやラテンを中心とした音楽イベント。今回は市外や県外も含め3,600人が来場した。義援金は、会場内に設置した募金箱と、半分を義援金に充てると募った同イベントの協賛金の合計。協賛は35社が協力した。
7月29日からの豪雨により、金子さんの自宅前の道路も川のようになり、三浦さんとともに土のうを積んだりもしたが避難。金子さんの近所の家の被害が大きかったが結局、何もできなかったと話した。
イベントも会場は下田地区であり、開催できるかどうかも心配されたが無事に実施。当日は、落ち込んでいた近所のお母さんも夫婦でイベント会場で楽しんでくれている姿を見ることができたと言い、「よかった」と話していた。