一般労働者派遣業の三条市居島、有限会社サンライフ(大竹旭社長)は20日、同社の東北事業部(岩手県奥州市)の協力会社14社から預かった三条市水害義援金7万円を国定勇人市長に届けた。
午前10時に大竹社長が市役所を訪れ、国定市長に東北の人たちからの善意を手渡した。
同社は、3月11日の東日本大震災発生後、ボランティアを呼びかけて30人ほどを同事業部を通じて岩手県に派遣した。
大竹社長の自宅は下田地区の三条市長野で、田んぼなどが被害を受けた。それを知る東北事業部の人たちらが、7月29日の豪雨を伝えるテレビ放送などを通じて大竹社長を心配し、「お返しがしたい」と水害義援金を募ったようだ。
国定市長は、「気を使っていただいてありがたい」と礼を述べ、市外、県外、まして東北の人たちから三条市を心配してくれていることが、「うれしい(気持ち)と満たされている」と感謝した。