25日夕方のあかりの結婚式「AKARIBA Wedding」を目玉に加茂青年会議所(桑原宗巳理事長・会員46人)は24、25の2日間、加茂市・加茂山公園周辺を会場に小京都を楽しむ会「AKARIBA(あかりば) 2011秋」が開かれ、あかりをテーマにした盛りだくさんのイベントで秋の加茂の魅力を満喫してもらう。
夜の加茂山を市民らが手づくりしたさまざまなあかりで彩り、加茂山があかりのテーマパークに生まれ変わる。2日間とも午後3時から9時まで加茂山公園駐車場の特設会場にAKARIBA横町を開設し、加茂、田上の店や団体が特別出店。地元の田辺菓子舗とコラボした「かりん糖×AKARIBA」の限定メニューや、マカロニ国内製造発祥の地の加茂にちなんで当時、「穴あきうどん」と呼ばれたマカロニを再現した新メニューも登場する。
3万枚の紙を使って市民が作った「参満人あかり」、短冊に願いごとを書いてもらうあかりのトンネル「雪椿隧道(ずいどう)」、そして野外ステージには1,000個のキャンドルをハート型に並べてともす「ロマンチックステージ 恋するAKARIBA」。また、会場でも2日間とも「カラフルエコキャンドルワークショップ」と「夢切り絵ワークショップ」を開設するので、あかり作りにも参加できる。
イベントでは、24日は鳥居周辺で午後2時からよさこい踊りとよさこいメイク体験、3時からローカルヒーロー小京都戦隊カモレンジャーショー、6時20分から加茂山中腹にある青海神社の神楽殿で市民芸能を行い、田上落語村の細井広行さんが落語、七谷民謡研究会が太鼓、加茂高校箏曲部が琴、葵宝会が素謡の発表を行う。
25日は午後3時から子どもたちが地元で行ったワークショップを通して作詞したオリジナルソングの発表、地元音楽事務所所属アーティスト小宮陽子さんのミニライブのあと、応募21組から選ばれた酒井裕行さん(26)=加茂市=と小田久美子さん(30)=田上町=の結婚式を行う。
4時45分に清雲亭「山重」=仲町=から新婦を人力車に乗せ、神官、稚児、みこ、傘持ち、幼稚園児、笛方など約50人で編成した行列が出発。目抜き通りを仲町から本町へ進み、宮大門特設会場で新郎と出会う「出会い」の演出で、新郎新婦を紹介。そこから新郎も人力車に乗って穀町商店街を往復、青海神社へ向かい、赤鳥居石畳会場で幼稚園児の歌や稚児の祝いの舞の披露の「祝い」のセレモニーを行う。
青海神社へ上って6時半から神殿で結婚の儀。7時半から野外ステージで「誓いのキャンドル点火」も行う。また、浴衣や甚平を含めて和服で来場した人は和小物が当たる1回無料の抽選会に参加できる「きものDEあかりば」も行う。
ことしで5年目となる毎年恒例のイベントで、「越後の小京都」とも呼ばれる加茂の雰囲気とあかりの取り合わせが好評で年々、イベントの内容、来場者ともスケールアップ。結婚式を行うのは今回初めてで、行列を行う25日午後4時から6時までは仲町、本町、穀町の大通りを通行止めにする大がかりな舞台を用意し、加茂市内はもちろん、市外からの来場者も呼び込む。
6月26日にも「小京都を楽しむ会 AKARIBA 2011 -夏-」を開いたが、あいにくの雨に見舞われただけに、同JCでは秋の本番でリベンジをと張り切っている。会場近くに駐車場がないため、加茂市役所を臨時駐車場として2日間とも午後2時から9時までシャトルバスを30分間隔で運行するので、利用を呼びかけている。