燕市灰方、認定こども園「真学園(まことがくえん)」真幼稚園真保育園(田辺良文園長)は24日、ことし4月にそれまでの幼稚園から幼保一体の認定こども園となって初めての運動会を開いた。
会場は雨降りにも対応できるように、ことしも同園から近いスポーツランド燕の体育館を借りて行った。園児は真幼稚園の3歳児以上100人、真保育園の2歳児以下20人の約120人。真幼稚園からの通算では第52回の運動会で、ほとんどの園児が両親、さらに祖父母も訪れ、体育館は数百人でいっぱいになった。
屋内だが万国旗を下げて運動会のムードを演出。応援合戦に始まってかけっこや綱引きから音楽に合わせて踊る団体表現もあり、園児以外も親子競争、祖父母玉入れなど全員参加の運動会。園児のリレーではアンカーまで目が離せない大接戦に体育館全体が歓声に包まれる盛り上がりも。お父さんが一眼レフカメラ、お母さんはビデオカメラと、わが子の映像記録にも忙しかった。
幼稚園と保育所を同じ施設や敷地で運営する「幼保一体化」を図るため、政府は平成25年度の本格導入を目指して幼保一体施設「認定こども園」を進めている。ことし4月1日現在の「認定こども園」は全国で762件、新潟県内では16件。真幼稚園でも、幼保一体化がこれからの方向性であるとして、これまでの幼稚園に保育所の機能を加える形で4月1日にいち早く認定こども園となった。県央地域の認定こども園は同園が唯一。
認定こども園となって初めての運動会のため、暑さ対策など2歳児以下の体力や集中力を心配したが、幸い残暑は和らぎ、逆に寒さが心配なくらいの陽気に。田辺園長は2歳児以下もチームの得点に入れるかどうかなどさまざまな改善点が見つかったと言い、「1年かけて競技種目や内容を検討していきます」と話していた。