あかりコンサート実行委員会(永桶康子委員長)は24、25の2日間、三条市・三条別院の本堂などを会場にオペラコンサート「三条別院あかりコンサート〜響きあう歌声★つながる心〜」を開き、初日24日は約500人が日本や世界で活躍する音楽家の歌声を聴いた。
2日間のコンサート初日は、三条別院本堂で開催。あかり物語と同時開催で、午後7時の開演を前に、6時10分からライトアップした三条別院の正面をステージに、三條太鼓・三小相承会が祝典演奏。天使や神が天から降りてくる表現をすることもあるというティンパニーを、この日は寺のコンサートにあわせて和太鼓に。大きな屋根をブルーにライトアップした幻想的な雰囲気のなかで白装束のメンバーが太鼓を叩き、星空に響かせた。
本堂にイスを用意してのコンサートでは、ステージを白い胡蝶蘭で飾り、先の太鼓によって天から舞い降りた天使や神に見立てた。
その装花のなかで、メゾソプラノの押見朋子さん、ソプラノの岡本実佳さん、佐藤篤子さん、永桶康子さんが歌を、ピアノの赤星裕子さん、バイオリンの松村牧子さんが演奏した。
輝くドレスやアクセサリーを身に着けた出演者がステージに登場すると華やかなステージが幕開け。マイクを使わない一流の音楽家の生の歌声は心に響き、その歌声に包み込まれるように観客は静かに聞き入っていた。
三小相承会のもあかりコンサートも、一曲が終わるたびに観客からは大きな拍手が送られていた。