28日の三条市9月定例会で第一中学校区の小中一体型校舎建設関係の議案を可決したのに伴い、小中一体型校舎に反対する運動を続ける「三条市をつくる市民の会」と「小中一体校の問題を考える会」はこの日、可決に抗議する声明を発表した。
考える会の外山晴一会長、同浜田伸子副会長をはじめ、両会から約20人が出席した。外山会長は「第一中学校区小中一体校問題の議決に対する声明」を読み上げ、今後も同会の活動を継続し、小中一体校問題に取り組んでいくとした。
今後の活動について浜田副会長が説明。内部では活動をこのまま進めていいのか、想定される問題点を検証、シミュレーションしながら問題提起する一方、全国の交流活動と連携して市民集会の開催で運動の輪を広め、一体校の戦いの記録を出版し、後世に伝える活動をすると話した。
また、外山会長も「いろんな集会や出版、あらゆる運動をし、きょう、議会で議案が決まったながらも、校舎が建てるまで、また建ったあとも運動を地域にアピールし、市民に関心を持ってもらい、一体校を監視していきたい」と話した。発表した声明文は次の通り。
第一中学校区小中一体校問題の議決に対する声明 私たちの三条市をつくる市民の会 本日の議会において第一中学校区の小中一体校建設に関する条例及び予算が議決されました。 三条市並びに三条市教育委員会が地域住民の疑問や不安に答えないまま、また教育条件を整えることなく、校舎建設が議決されたことに抗議します。私たちは小中一体校問題につきまして今後も取り組んでいきます。 |