JAにいがた南蒲は2日、三条市下保内・JAにいがた南蒲北営農センター前の体験田で「H.23子ども活き活き農業体験 稲刈り体験」を行い、春に田植えをした小学生親子など50人近くが黄金色の稲穂を刈り取って実りの秋を体感した。
農業学生に呼びかけて春の田植え、夏の草取り、秋の稲刈りまでを通して体験してもらうもので、小学生親子9組47人のほか、田上町・田上自動車学校で合宿免許取得を受講している県外からの教習生17人も参加した。
午前9時半ころから20アールの田んぼで手刈りを体験。イネを束にしてつかんでは根元をかまで刈った。この日は最高気温14.4度と10月下旬並みの肌寒さで、雨が降り始めたので午後の稲刈りは中止した。残りはコンバインで刈るとあっと言う間に収穫が終わり、参加者は稲刈りの労苦の今昔も目の当たりにしていた。
春の田植えで農業に強い興味をもち、「田んぼがほしい」と家族に話していたという三条市新堀、小学校2年生の木菱伊稀(いぶき)君は「楽しかった。早く食べたい」と、自分で育てたコメの収穫を楽しんだ。
このあと、同JA女性部員が調理した秋野菜カレーを味わった。新米を炊いたご飯とともに地元産のカボチャ、ナス、マイタケ、シメジ、タマネギなどの秋野菜をたっぷり使ったカレー。午後からは田んぼの並びに植えたサツマイモでイモ掘りを体験し、焼きいもにして味わった。この日、収穫したコメは乾燥などをしてから参加者に配布する。