日本デザイン産業振興会は3日、「Good Design Award 2011」の受賞結果を発表した。1,255件が受賞し、新潟県からは11件、うち燕三条地域は5社の6件が受賞した。
今年度は3,162件を審査対象に一次審査と二次審査を行った。受賞企業は649社社で、東北・茨城の応募企業からも27件が受賞した。
燕三条地域は毎年、県内の受賞の半数前後を占め、モノづくりの町としてデザイン力の高さを実証しているが、アウトドアブランドのスノーピークは製品「燕三条極薄鋳鉄シリーズ」と同時に今春、三条市中野原に移転した本社「SnowPeak Headquaters」が「商業・産業用途の建築物・空間」の分類で受賞。地元で本社が受賞するのは極めて珍しく、ブランドに対する企業のデザインアイデンティティーへの同社のアプローチを示している。
グッドデザイン大賞、グッドデザイン金賞、ロングライフデザイン賞などを含むグッドデザイン特別賞各賞は11月9日の表彰式で発表される。燕三条地域の受賞は次の通り。
受賞対象名 | 事業主体名 | 住所 |
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鍬 [デザイン農具 「踏み鋤」] | 相田合同工場 | 三条市田島1 |
六角棒レンチ [キャッチャーレンチ] | 旭金属工業 | 燕市吉田下中野 |
ドライバーセット [L型ドライバー用 収納ホルダー付きドライバーセット] | 兼古製作所 | 三条市塚野目 |
ラッキーウッド No.10400 シリーズ [金属洋食器] | 小林工業 | 燕市南5 |
調理器具 [燕三条極薄鋳鉄シリーズ] | スノーピーク | 三条市中野原 |
SnowPeak Headquarters [株式会社スノーピーク 本社] |