コメを中心とした日本食の良さを見直し、コメと米粉の消費拡大、地産地消を推進しようと2日、燕市・道の駅国上のふれあいパーク久賀美で料理コンクールと1日農家レストランが行われた。
ことしで4年目になる恒例のイベントで、燕市、燕市農業委員会、燕市農村地域生活アドバイザー連絡会、燕市農業再生協議会が主催。料理コンクールはご飯にあう「おかず」と「米粉料理」を募集し、21人からそれぞれ15点ずつ、計30点の応募があった。
新潟調理師専門学校の吉田育子校長を審査委員長に試食、審査して最優秀賞1点をはじめ優秀賞4点、アイデア賞2点の7点を決めた。最高位の最優秀賞は、山田三枝子さん(60)=燕市一ノ山=の米小料理「秋の恵みのスープ」に。カボチャのポタージュの中央に砂糖で煮た大きなイチジクをどんとトッピングした感じで、ポタージュの黄の中心に赤いイチジクで、目にも食欲を誘う。ジャガイモ、エリンギ、セロリにベーコンと秋野菜もたっぷり使い、米粉を水でといてとろみ付けに使った。
材料費は300円で調理時間は40分、うち煮込みが20分ほど。山田さんはふだんからシフォンケーキなどを良く作る。コンクールは昨年に続いての応募で昨年は受賞できなかった。
表彰賞式で山田さんに鈴木力市長から賞状と賞品のライスブレッドクッカー「GOPAN」を手渡したほか、それぞれの受賞者に主催者や関係者から賞状や賞品を贈った。
一方、1日農家レストランは、安全で安心、新鮮な地元産の食材を使ったメニューを燕市農村地域生活アドバイザー連絡会が「飛燕舞弁当」として献立を考案した定食。燕産チキンはちみつ漬け照り焼き、かきのもとの酢の物、芋茎(いもがら)の煮物、厚焼き玉子などで、ご飯はもちろん地元「飛燕舞」。手づくりのみそをつかったみそ汁、米粉のロールケーキも付いた。
1食1,000円のちょっとリッチな昼食だが、限定60食は予約であっという間に完売した人気。燕市農村地域生活アドバイザーが時間をかけて試作を重ねただけに、味にはだれもが「おいしい!」と大満足だった。料理コンクールの受賞は次の通り。敬称略。住所の田上町と三条市以外は燕市。
賞 | 部門 | 料理名 | 受賞者名 | 住所 |
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最優秀賞 | 米粉 料理 |
秋の恵みスープ | 山田三枝子 | 一ノ山2 |
優秀賞 | 米粉 料理 |
ぼくんちの伊達巻 | 小沢栄子 | 二階堂 |
おかず | 切り干し大根のサラダ | 小島真由美 | 田上町 原ヶ崎新田 |
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米粉 料理 |
米粉との豆腐の減るリーパンケーキ | 土田惠子 | 小高 | |
おかず | なすと鶏のとろり煮物 | 池美穂 | 桜町 | |
アイデア賞 | おかず | 鶏肉とさつまいもの甘辛炒め | 渡辺由紀子 | 佐善 |
米粉 料理 |
アレルギーっ子も食べられる米粉のプリン | 早川有里子 | 三条市 福島新田 |