平成23年7月新潟・福島豪雨災害に係る三条市義援金配分委員会が6日、市役所で開かれ、全壊20万円をはじめ半壊、床上浸水2万円など被害状況に応じて5日現在受け入れの義援金約1,000万円の配分を決めた。
5日現在の三条市義援金の総額は1,023万3,117円。住宅被害の対象は401世帯で、内訳は全壊10(2.5%)、大規模半壊2(0.5%)、半壊375(93.5%)、床上浸水14(3.5%)と、半壊が9割以上を占める。
第1回配分額の被害状況と1世帯の配分額は、全壊20万円、大規模半壊10万円、半壊2万円、床上浸水2万円と決めた。配分額合計は998万円で、残額の25万円余りは12月末までとしている今後の義援金の受け入れ分に繰り越す。
委員は三条市の市議会、自治会長協議会、日本赤十字社新潟県支部三条市地区、三条市社会福祉協議会、市福祉保健部の代表者ら5人で、下村喜作市議会議長を委員長に決めて配分計画を協議した。実際の配分には遅くとも2週間ほどかかるという説明に、委員からは少しでも早く被害に遭った人に届けられるようにとの要望もあった。
協議では県の配分額や平成16年の三条市7・13水害義援金の配分額などを参考に決めた。住宅全壊20万円や住宅大規模半壊10万円は県と同額。半壊や床上浸水の2万円は7・13水害と同額となった。ちなみに三条市7・13水害義援金の配分総額は3億0,041万8,500円で、対象世帯は5,000件以上だった。