燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)とNPOねっとわーくエプロン(久住美千代理事長)は、10月24日から11月21日まで5回コースで社協吉田支所を会場に地域たすけ隊ボランティア養成講座を開くので、地域の助け合いや支え合いのボランティアを目指す受講者を募集している。
燕市内に在住か在勤で地域の助け合い活動に関心のある人、実践している人で3回以上参加できる人が対象。参加費は500円、定員20人で定員になりしだい締め切る。
4回目を除いて月曜の午後1時半から3時45分まで燕市社会福祉協議会吉田支所で開講。第1回は24日に開き、高齢者の居場所づくりに取り組む新潟市・うちの実家を主宰する河田珪子さんから活動を聞き、第2回は31日に開き、行政などが用意する介護関連の制度やサービスについて聞き、NPO新潟カウンセリング協会からコミュニケーション方法を聞く。
第3回は11月7日に開き、NPOねっとわーくエプロンの久住理事長から活動を聞き、燕市・青芳製作所の福祉用具「Will assist(ウィルアシスト)」を体験。第4回は活動体験でコースによって開講日が異なり、Aコースが地域の高齢者とのコミュニケーション、障害者支援、Bコースが高齢者買い物付き添いの2つのコースに分かれて体験。第5回は11月21日に開き、社協職員にによる講座のまとめ、修了式で終わる。
鈴木力燕市長も強調する「共助」の強化にねらいを定めたボランティア養成講座。地域の連帯意識が薄れるなか、住民同士の助けあい活動推進を目的に企画。NPOねっとわーくエプロンは、分水地区を拠点に「まちの駅 一寸いっぷくよらんかね」を運営し、地域でのサロン活動や支援、家事援助、喫茶室、ギャラリーなどに取り組んでいるが、吉田地区や燕地区へも活動の輪を広げたいという思いと社協のねらいが一致した。
ここで目指すボランティアは大げさなもんではなく、ひとり暮らしのお年寄りの世帯などで雪かきを手伝ったり、買い物をしてきてあげたり、話し相手になったり、ごみを出してあげたりというちょっとした手伝い。昔は当たり前にあった地域の助け合いの力を取り戻す。
社協では、東日本大震災に伴って市内に開設された避難所の支援に登録した人にDMを送るなどして、これまでボランティアにかかわってこなかった人にも気軽な受講を呼びかけている。申し込みや問い合わせは燕市社会福祉協議会本所(電話:0256-62-4361、ファクシミリ:0256-63-7735)へ。