国際ロータリーの青少年一年交換プログラムで2006年から1年間、三条市内にホームステイしたドイツのレナ・フェルトタングさん(21)が7日、東日本大震災のためにレナさんがドイツで行った募金とドイツ・ノルハムロータリークラブからの義援金を合わせて5万円余りを三条市に届けた。
午前9時に、レナさんと、鈴木国彦会長をはじめとする同プログラムのホストクラブの三条南ロータリークラブのメンバー6人が市役所を訪れ、レナさんから国定勇人市長に義援金を手渡した。
義援金は、レナさんがドイツで募金活動を行ったものと、交換プログラムのスポンサークラブだったドイツ・ノルデンハムロータリークラブからの合計505.71ユーロが三条南ロータリークラブ宛に振り込まれ、日本円で52,588円となった。先の市内のロータリークラブの寄付と同じく、三条市に避難している人たちのために役立ててもらいたいとした。
メンバーによるとここのところの円高で、日本円にしたら以前の半分ほどの金額になってしまい残念と話した。
レナさんは、2006年8月に加茂市からドイツへの派遣学生との交換留学生として来日。加茂、三条のメンバー宅にホームステイしながら、県立三条東高等学校に通学。翌07年6月に帰国し、現在はハンブルグで貿易関係の仕事をする社会人。日本が大好きになり、帰国後も何度か来日し、三条市を訪れているという。
国定市長は、遠くドイツから日本を思ってくれたレナさんやロータリークラブに感謝するとともに、「日本は元気だった」とドイツやヨーロッパの友人に伝えていただけると助かりますとレナさんに話した。