三条市や燕市の郵便関係資料を集めることを趣味とする人でつくる日本郵趣協会新潟県央支部(平野洋一支部長・26人)は9、10の2日間、三条市・丸井今井邸で「第22回切手まつり新潟県央2011」を開き、会員の収集した国内外の切手の展示や即売をしている。
展示は、A4サイズほどの台紙に切手や封書などを張った「リーフ」と呼ばれるものが約300点。全国各地の記念切手をはじめ、明治4年の新潟の押印がある「竜切手」、戦前の航空切手、消印を押したのが54年3月21日とすると「54.3.21」といったような数字並びの消印、ディズニークリスマス、図鑑のような世界の蝶・蛾の切手など、古い切手や現代の切手、外国の切手などさまざま。会員それぞれの楽しみ方で、リーフを構成している。
このほか、特別展示として、使用済み切手で浮世絵を描いた長岡支部会員の切手のはり絵12点も展示。さらに、会員手持ちの切手販売も行っている。
日本郵趣会は切手収集家の全国組織で、県央支部は平成元年設立の燕三条支部から名称変更したもので、会員は三条、燕をはじめ、村上や胎内など県央地域以外も含む26人。毎月第2日曜の午後1時半から三条市・中央いきいきセンターでの例会で交流、情報交換するほか、毎年秋に切手まつりを開いて郵趣の普及、会員拡大を図っている。
切手まつりは、入場無料で午前10時から午後4時まで。あわせて同支部で、地域を問わず会員も募集している。