14日から11月30日まで県内の警察で振り込め詐欺撲滅のための予防活動と強化推進期間に指定。その初日14日、三条署(富岡克隆署長)では振り込め詐欺予防活動出発式を行い、活動をスタートした。
午前10時半から同署で行い、警察とともに活動に参加する三条市、振り込め詐欺防止推進員、少年補導員、金融機関防犯連絡員、自治会の防犯ボランティアなど30人余りが出席。防犯功労者表彰の伝達で、全国防犯協会連合会防犯栄誉銅賞の小倉光男さん=三条市中曽根新田=と関東防犯協会連絡協議会防犯功労者の土田新太郎さん=同市若宮新田=に伝達した。
富岡署長はあいさつで、ことし9月末までに県内で発生した振り込め詐欺被害は、昨年より21件少ない44件だったが、うち15件が9月の1カ月間に発生し、急増したことを指摘。「警察においては犯罪のない地域社会の実現のために安全に対して厳しく対処することとしているが、とくに振り込め詐欺につきましては、犯人の検挙と被害防止の広報活動を両輪にして活動を強化していく」と話し、出席者や各団体などに防犯活動の中心となって安全なまちづくりへの引き続きの協力をと求めた。
このあと、さっそく振り込め詐欺予防活動を開始。三条市の環境マスコット「エコちゃんサンちゃん」をはじめとする振り込め詐欺被害防止推進員など出発式に参加した団体と「トッキッキ」も参加して、三条市興野1、ウオロク興野店で「振り込め詐欺撲滅」ののぼり旗をたて、買物客に啓発ちらしを配布。「(前兆電話など)おかしいなと思ったら、すぐ警察に電話してくださいね」と振り込め詐欺に注意するよう呼びかけた。
また、少年補導員や自治会の防犯ボランティアは、青色回転灯のついた車両での広報やパトロールに出発した。