三条市は17日午後3時から燕三条地場産業振興センターで第1回三条市成長産業戦略検討委員会を開き、経済のグローバル化のなかでものづくりの町としての三条市のプレゼンスを示すための具体的な取り組みを始めた。
委員は、支援組織の三条商工会議所、三条工業会、燕三条地場産業振興センターの3人、経済産業省製造産業局素形材産業室、関東経済産業局産業部産業振興課、新潟県工業技術総合研究所、新潟大学研究支援部産学連携課、長岡技術科学大学など国、県、民間の有識者で構成する推進・評価委員8人の計11人。
同委員会は、グローバル化による厳しい経営環境のなかで、三条市がものづくりの産地として維持、発展していくための取り組みで、三条市に集積する金属加工技術に焦点を当て、産業基盤の強化と産業構造の転換を促していくために、市が産業支援策を検討し、具体的な取り組みを推進する。
第1回目のこの日は、三条市の現状及び支援策として、地場の産業構造と産業構造転換に向けた支援と三条市成長産業分野進出研究会についてを事務局の市が説明した。
このあとは、非公開とし、国と連携して3年間の継続支援を行う「成長産業分野進出支援事業」で、平成22年度に採択を受けたナシモト工業(株)、板垣金属(株)、(株)マルト長谷川工作所の3社が進捗状況を報告したあと、意見交換した。