加茂市は18日午後3時半から加茂市・JAにいがた南蒲須田地区選果場でグルメゆうパック「加茂の梨 新高(にいたか)」の出発式を行い、旬の味覚を家庭に頒布する信越ふるさと会に全国から注文のあった加茂のナシ「新高」約6,800箱の出荷をスタートした。
「新高」の果実は重さ800グラム前後、大きいものは1キロにもなる大玉のナシ。みずみずしい甘さとさわやかな歯ごたえが特徴だ。県内有数の果樹産地の加茂のナシは、平成13年からグルメゆうパックの商品に採用されている。
ことしも10月の商品の1つとして、「新高」ナシ6玉4キロ入り3,000円のコースがカタログに掲載され、全国から6,800件近くの申し込みを受け付けた。その申し込み分をこの日から26日までに出荷する。
出荷式には小池清彦加茂市長はじめ、JAにいがた南蒲の吉田清経済担当常務理事などJA関係者6人と生産者、来賓の郵便局会社加茂郵便局の西村直哉局長、郵便事業(株)加茂支店の小林卓夫支店長らが出席した。
小池市長はあいさつで、7月29日に豪雨水害の被害を受けたが、「とにかくこの日を迎えることができてよかった」と祝い、生産者の労苦をねぎらった。西村加茂郵便局長は「全国に誇れる加茂のナシを自信をもって販売させてもらった。これからも全国の多くの人に食べてもらえる一助になれば」と話した。
出席者らでテープカットを行い、加茂産のナシを運ぶトラックのドライバーにJA職員から花束を贈った。この日は10トントラック1台で1,288個を出荷。「おいしい加茂の味を全国に届けてほしい」と願い、出発するトラックを拍手で見送った。