燕三条の町を歩いて町の歴史や魅力を知る秋の「燕三条まちあるき」の同時開催イベントのひとつとして16日、三条プロレスファンの会「三条PWF」(中條耕太郎会長)は「三条プロレスファンと歩く〜馬場正平さんの足跡を訪ねて〜」を開き、30歳代から40歳代の男性ばかり16人が参加した。
三条市出身で世界を舞台に活躍したプロレスラーで昭和を代表するスター「ジャイアント馬場」こと馬場正平さん(1938-99)の生家など足跡をたどり、プロレス談義に花を咲かせた。
自作のチャンピオンベルトをつけて登場した中條会長がナビゲーター。馬場さんの足跡を追いながら三条市内を紹介し、今は亡き馬場さんに思いをはせるとともに、昭和のプロレスなどついて話しながら歩いた。
午後6時に常盤橋を出発して嵐南側から五十嵐川沿いを歩いて新通川のとの合流点へ。新通川沿いの馬場さんの生家、馬場さんと縁のある日吉神社や四日町小学校を訪れ、新大橋を渡って旧藤橋天ぷら屋へ。三条市内での試合のときにプロレスラーたちが出向いた本寺小路や新小路、日本人選手が宿泊した三条ロイヤルホテル、外国人選手が宿泊した越前屋ホテルなどを1時間余りかけて歩き、馬場さんに関連した説明を聞いた。
カメラ付き携帯電話で撮影しながら歩いた新潟市の30歳代の男性は、「趣味の話を聞くことができておもしろいし、三条のことがわかり、町に親しみをもてた」と話していた。
最後は馬場さんにちなんだビッグサイズの焼きそば「16文ごうつく」を提供している龍昇園で、昭和のころからのプロレス関連の雑誌やポスターなどを見ながらプロレス談義に花を咲かせた。