明治24年の創立から120周年を迎えた三条商鐵組合(野崎正明組合長・49社)は19日、記念事業として行ったチャリティーゴルフコンペのチャリティー19万円余りを東日本大震災の影響で三条市に避難している人たちのために役立ててほしいと三条市に寄付した。
午前9時45分に、野崎組合長、創立120周年記念事業実行委員長の相場亮嗣副組合長、栗山武久記念ゴルフ大会部会リーダーの3人が市役所を訪れ、チャリティゴルフコンペの参加者から寄せられた善意19万0,500円を国定勇人市長に手渡した。
同ゴルフコンペは、120周年記念事業の一環として10月6日、新潟市の新潟ゴルフ倶楽部で組合員など40人が参加して開催。参加費から1,000円ずつを寄付に充てたほか、表彰式で募金箱を設けて協力をさらに呼びかけ、合計19万0,500円の善意が寄せられた。
野崎組合長は、東日本大震災の発生で記念事業を実施の是非も検討したが、「われわれが沈んでいてはだめだ」との思いで、7月1日の記念式典も予定通り行い、ゴルフコンペはチャリティーとした。
国定市長は、地震や原発事故の影響で三条市に避難している人は現在も300人ほどいると話した。緊急時避難準備区域が解除されたからといって子どもを抱える人がすぐに帰宅するということはないと現状も話すとともに、多くの善意に感謝した。