金属加工の石田製作所(石田大介社長・三条市西大崎3)は、22日から24日までの3日間、表参道・新潟館ネスパスで「CANGALオータムコレクション2011」を開いており、「CANGAL」ブランドのプルタブオープナーとパーティードレスのsugar(清水彩子社長・新潟市中央区)とのコラボした新デザインを披露している。
22日は来賓や関係者が出席してオープニングイベント。23日は一般来場イベントで午前11時半から午後5時まで開き、sugarドレス試着撮影、CANGAL DECO体験、ネイル体験を行い、招待状なしでも入場できる。24日はCANGALブランドデザイナー講習会を開く。
同社はことし5月、ステンレス製のプルタブオープナーを発売した。ネイルアートを施しても爪を傷付けずに缶のプルタブをあけられるものをと、ハイヒールをモチーフにしたデザインのオープナーを開発。ステンレス製のパーツを溶接、研磨し、職人の手作りで37もの工程を経て完成する。
ベースとなるプルタブオープナーは7,000円だが、そこに契約したネイリストやデザイナーがデザインを施すのが特徴で、現在は6社と契約。装飾が施されたプルタブオープナーは、きらびやかに生まれ変わり、まさに高級アクセサリーだ。
最近は首都圏のデザイナーからの問い合わせが増え、女性へのプレゼントに買い求める男性も多く、デザインされて1万5千円から2万円くらいになる価格帯の需要が高いという。
今回イベントは、高級パーティードレスを通販するsugarとコラボした新アイテムの紹介。22日のオープニングイベントには、特別ゲストにブランドイメージモデルの新潟発のモデルタレント、今井美穂さんと慶応大学のミス慶応もsugarのパーティードレスを着てイベントを華やかに演出した。
あいさつで石田社長は「大手企業の協賛企業として金属加工をやってきましたが、生き残る道として」自社ブランドを立ちあげた経緯を説明、「これからも“たがいにいがた”の精神で努力、発展してまいりたい」と話した。