燕市と燕市農業再生協議会は10月21日から24日までの4日間、表参道・新潟館ネスパス=東京都渋谷区神宮前4=で「うんめぇ〜つばめ産 ときめき秋の陣 PART.3」を開いており、22日は燕市とコラボ事業を展開する東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」と鈴木力市長が会場を訪れて新発売する「つば九郎米」の先行販売を行った。
燕市の味覚を首都圏に紹介しようと3年前に初めて開き、以降は毎年秋に開いてことしで4年目。恒例になっている新潟館ネスパスで燕市をPRする出張イベントだ。
燕市で収穫したての秋野菜や果物を持ち込み、生産者が丹精した燕産コシヒカリの特別栽培米「飛燕舞(ひえんまい)」をはじめ、やわ肌ネギ、白ナス、サトイモ、イチジク、カキ、米粉、漬け物、洋食器などをネスパスの催事用のスペースに並べて販売している。
ことしの目玉は「つば九郎米」。燕市とスワローズのコラボ事業で、JA越後中央管内で収穫した新米コシヒカリ、それも3割減農薬・減化学肥料栽培(減減30)のコメを450g入り(500円)と5kg入り(2,500円)を11月7日に発売するのを前に22日、会場で450g入りを先行発売した。
午前11時からの予定だったが、上越新幹線の遅れで鈴木市長の到着が遅れたため、1時間遅れの正午から販売開始のセレモニー。鈴木市長があいさつで「つばめ」の名前が縁でスワローズとの連携事業で「つば九郎米」を発売することを説明、「ぜひ、皆さん買っていただいて食べてですね、クライマックスシリーズ絶対、勝ちましょう!」と盛り上げ、つば九郎と一緒にひもを引いてくす玉を割り、販売を開始した。
燕市はこの日のために「つば九郎米」のパッケージデザインを使ったはっぴやのぼりを新調した。鈴木市長がはっぴを来ているのを見て、つば九郎もはっぴを着用。集まった百人近いスワローズファン、つば九郎ファンの前でポーズをとり、あちこちから「かわいい〜!」の声が響いていた。
つば九郎は時間に余裕がなく、それから10分ほどで会場をあとにしたが、つば九郎が着た新しいはっぴを着て記念撮影するファンも多かった。「つば九郎米」は150袋を用意したが、22日の販売分はすぐに完売。ただし、翌23日の販売分も残してある。
つば九郎はこのあと、ネスパスから近い青山通りで行われた青山祭の青山パレードに参加。トラックの上から沿道の人たちに手をふり、ここでも1,2の人気を集めていた。