10月31日はハロウィーン。首都圏ではすっかりおなじみになっているが、それより遅れて県央地域でも年々、浸透している。
カボチャをくり抜いたなかにろうそくを立て、「Trick or treat.(トリック・オア・トリート)」、和訳すると「ごちそうをくれないといたずらするよ」と家々を回る子どもたちにキャンディーをあげる、ヨーロッパが起源の民族行事だ。
三条市内でも幼稚園や英語教室でハロウィーンパーティーが行われており、何年か後には一般化し、ハロウィーンの夜はキャンディーを用意するのが当たり間になっているかもしれない。
商店でもハロウィーンをサービスに取り込む動きが広がっている。加茂市役所斜め向かいのの加茂市加茂、パン工房「Chiyoda Bakery cocolatte(チヨダ・ベーカリー・ココラッテ)」(河内寛太郎チーフ)では、29、30、31の3日間、小学生以下の来店客に「キャンディーのつかみどり」を行う。個包装のキャンディーを入れた箱から1人1回、つかめるだけつかんだキャンディーをプレゼントする。
これまでもハロウィーンにちなんだパンを販売したり、店内にハロウィーンのディスプレーを施しているが、河内チーフは「今までは商品に力を入れてきましたが、子どもたちから喜んでもらえるように」とキャンディーのつかみ取りを企画したと言う。
入り口のガラスにカボチャの顔の切り絵を張り、ランプシェードにも。スタッフは百均でハロウィーン用の面を調達し、これをかぶって接客しようかとノリノリ。おとなも子どもも一緒になって楽しめるのがハロウィーンの魅力かもしれない。