秋恒例のスノーピーク(山井太社長・本社三条市中野原)のファン感謝祭「雪峰祭2011」が29、30の2日間、同社本社で開かれており、初日29日は絶好の秋晴れに恵まれ、盛りだくさんのイベントに誰もが大満足の1日となった。
同社は今春、キャンプ場を併設した新社屋に移転して初めての「雪峰祭」。いやがうえにも期待は高まり、午前9時半のスタートまでに、スノーピークストア前の受け付けには早くも100人を超す行列ができた。
新社屋は先に「商業・産業用途の建築物・空間」で2011年度グッドデザイン賞を受けたばかり。いつでも一般見学できるコースを用意しているが、この2日間はふだんは入られないオフィスや中庭も開放し、B品アウトレット抽選会の商品展示を行い、デザインされた新社屋を魅力を外と中からたっぷり味わえる。
子どもたち人気なのはエコクラフト教室と射的。エコクラフトは板に木の実をくっつけて文字やデザインを描くもので、子どももばかりか親も一緒になって熱中。射的は行列ができる人気だ。
スノーピークストアでは、雪峰祭限定アイテムのTake!チェア、焚火台、ダッチオーブンをそれぞれモチーフにしたシルバーチャームを1個3,980円で販売し、秋の新商品を展示。さらに外では新潟コシヒカリ「特製おにぎり」と新潟郷土料理をアレンジしたのっぺい汁+牛肉の雪峰汁を無料でふるまい、新潟&日本海特選素材料理の販売コーナーも設置。雪峰汁の味は抜群で、ここでも行列だった。
そのうえに、新潟の秋には何日かしかないような一面の青空が来場者を歓迎。キャンプ場では首都圏をはじめ、全国から訪れたスノーピークファン約80組がキャンプして極上の秋を満喫し、忘れられない思い出になったのは間違いない。
三条、燕の産業カレンダーは、この日は休日ではなかったが、日曜の2日目30日はさらに地元の人でにぎわうはずだ。30日は午前9時半から午後3時まで開く。だれでも無料で入場できる。