男女共同参画社会づくりの推進の一環で、「つばめ『女と男(ひととひと)』ふれあいフェスタ2011」が6日、燕市文化会館で開かれ、タレントで山形弁研究家のダニエル・カールさんによる講演会をはじめ、ワークショップ、即売会、Smile Family作品展が行われる。
午後1時から隣接する燕市中央公民館でワークショップのエニアグラム講座と親業ミニ講座が開かれ、1時半から文化会館のホワイエで即売会、2階展示室でSmile Family作品展、そして午後3時から文化会館大ホールで講演会が行われる。
講演会はダニエル・カールさんが「がんばっぺ、オラの大好きな日本〜未来へつなぐ家族の絆」をテーマに1時間半、講演する。カールさんは米国カリフォルニア州出身、パシフィック大学卒業。
今は東京で翻訳、通訳サービス会社を経営する社長であり、山形弁を武器に司会、コメンテーター、幅広く活躍し、テレビでもおなじみ。東日本大震災では、主に東北の在日外国人に向けて英訳したニュースを自分の声で語ってYouTubeにアップした。さらに海外メディアが震災を誇大に報じているため、YouTubeで抑制をうながし、注目を集めた。
入場無料で申し込みは必要ない。要約筆記、手話通訳があるが、保育ルームの利用申し込みは締め切ったので注意。
ワークショップのエニアグラム講座は、燕市を中心とした県央地域の親のためのコミュニティー「はっぴーズ コミュ」(土田陽子代表・会員約20人)が行う。エニアグラムは、性格や行動パターンを9つのタイプに分類し、自分と相手を理解することで人間関係を向上させるコミュニケーションツール。ワークショップでは、東京から加藤久里エニアグラムナビゲーターを講師に迎え、各タイプの詳しい特徴を聞き、簡易テストに答えて自分のタイプを知り、自分探しの旅に出る。定員20人、参加費500円で、参加したい人は土田代表(電話:0256-66-4052)に申し込む。
親業ミニ講座は燕市内の親業シニアインストラクターから、親子、夫婦、介護の場で人との関係があったかくなるふれ愛を学ぶ講座。定員20人で参加費は無料、申し込みは必要ない。
即売会は即売実施団体の紹介と団体・福祉グループによる手作り品、遊休品などを即売する。JA越後中央女性部燕支部が飛燕みそや青果、骨髄バンク「命のアサガオにいがた」が手作り品や遊休品、燕市社会福祉協議会が竹炭シューズキーパーや紙透はがき、つばめ生活学校が遊休品や生活雑貨、つばくろの里・夢工場つばめがパンやハーブ製品を販売する。
Smile Family作品展は今回、初めて行う。市内の子どもたちから家族の絆をテーマに描いてもらった絵画を展示する。展示作品は約200点にのぼる見込みだ。
旧燕市でも開いていたイベントで、合併後の燕市では今回で6回目の開催。関係団体からの16人を委員に実行委員会(山崎綾子実行委員長)を組織し、主催する。
昨年は家田荘子さんの講演会に約400人が来場した。ことしは男女はもちろん、家族の絆にも幅を広げ、広くコミュニケーションのあり方を見つめ直す場にと大勢の来場を呼びかけている。問い合わせは燕市地域振興課(電話:0256-92-2111、内線252)へ。