三条市社会福祉協議会の会長も務める崎山興紀さん(71)=三条市東裏館3=が1日、三条市総合福祉センター内老人福祉センターの男女浴室に1台ずつ設置する高齢者や女性にやさしいナノミストサウナ「ナノリッチ」2台を寄付した。これから設置工事を行って11月20日ころから利用ができる。
この日の午後、同センターの指定管理者の社会福祉協議会で、崎山さんから同社会福祉協議会の小林東一事務局長に、ナノミストサウナ2人用2台と設置工事費(約400万円相当)の目録を手渡した。
ナノミストサウナは、コロナ製。ナノミストは、霧やもやよりも小さな水の粒子で、雨粒が東京ドームの大きさとしたら、ナノミストは米粒相当になる超微細水粒ナノミストを発生させるサウナだ。
サウナ内の湿度90%以上だが水濡れ感がなく、滝と同じ原理で発生させるマイナスイオンは、疲労回復やリフレッシュ効果があると言われる。さらに、室内温度は38度から42度と低温ながら汗をたっぷりかくことができ、体への負担が少なく、赤ちゃんから高齢者までゆっくりと利用できるという。
同社のナノミストサウナは、三条市内では八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」が一昨年に導入しており、近隣では岩室のリハビリテーション病院などの医療施設、そのほか高級有名旅館、国内外で活躍する美容関係が設置しているほか、アルビレックス新潟の選手が利用する施設への設置も決まっている。
崎山さんは、コロナの代表取締役副社長でもあるが、今回の寄付については、「(会社の)宣伝をするつもりはなくて、良さを知ってもらいたいと思って」と、美容の効果も期待できることから、女性にも人気があると話していた。
ミストサウナが設置されるのは、三条市福祉センター内の「老人福祉センター」の浴室。同施設は、60歳以上の人が利用対象で、入浴は午前10時から午後3時半までの間、1日250円。