燕市中央公民館では、11月15日午後1時15分から同公民館で燕大学防災学部を開き、防災の専門家の講義を無料で聴講できるので、広く市民の聴講を呼びかけている。
講師は2人。午後1時15分から独立行政法人防災科学技術研究所の坪川博彰招聘研究員が「大規模災害から見えるもの〜協働を考える〜」をテーマに、さらに3時から新潟大学災害・復興科学研究所の福留邦洋特任准教授を講師に「新潟県の災害から見えるもの〜災害とくらし〜」をテーマにそれぞれ1時間半の講義を受ける。
同公民館では年度ごとに社会人を対象に専門から講義を受けてもらう燕大学を開設しており、昨年度は芸術学部、一昨年度は経済学部の名称で企画した。ただ、昨年度の芸術学部は東日本大震災直後に日程を設定したため、中止になった。
ことしは東日本大震災後が発生し、県内では2004年の中越地震、7・13水害、2007年の中越沖地震に、ことし7月にも豪雨災害が発生している。それに伴って市民の防災意識も高まっており、先に開かれた燕市地域防災シンポジウムには約250人もが参加している。
燕大学の対象は、燕市内に在住か在勤の高校生以上で、受講は無料だが受講したい人は同公民館へ電話(0256-63-7001)へ申し込む。講師2人のうちひとりだけでも受講できる。問い合わせも同公民館へ。4日までにすでに40人が参加を申し込んでいる。